ティルト・ワールドTRPG

遥かなる異世界「ファイブリア」を舞台に、がっくりと傾いてしまった大地を元に戻すべく冒険するTRPGです。GURPS第4版対応。

まえがき

閲覧ありがとうございます。本サイトは、ファンタジー小説「ティルト・ワールド」の世界を舞台とした「GURPS(ガープス)」のミニサプリメントです。
かつて「Role&Roll」誌に掲載されていたガープスのミニサプリメントくらいのボリューム感を目指して制作しました。
個人がカジュアルに遊ぶことを目的として制作した所謂「同人TRPG」であり、本格的なルールとしては現時点では調整不足です。また著作権に配慮した結果、このサイトのデータだけで遊ぶことはできません。製品版のガープス・ベーシックルールが必要です。
以上をご了承の上、本サイトをお楽しみください。
かつて刊行されなかった「ガープス・ティルト」がここにあります。

01.ティルト・ワールドTRPGとは?

友野詳(@gmtomono)先生のファンタジー小説「ティルト・ワールド」の作中に登場した情報を整理して、TRPGとして遊べるようにしたミニサプリメントです。基本ルールには汎用TRPGシステム「GURPS(ガープス)」を採用しています。
プレイヤーはがっくりと傾いてしまった大地を元に戻すために旅する冒険者となり、世界の危機に挑んだり挑まなかったりします。

2022年現在、日本のGURPSは展開が止まってしまっていますが、現時点での最新ルールを使って簡単に遊べるように情報を整理しました。GURPSは本来極めて情報量の多いシステムですが、当サイトでは簡略化してカジュアルかつインスタントに遊べるようにしています。

02.なぜいま「ティルト・ワールド」なのか?

「スタンダードなファンタジーTRPGをもう一度遊びたい」

大人になったいま、ふとそう考えた時に脳裏に浮かんだファンタジーの原風景は、「ソードワールド」でも「ロードス島戦記」でもなく、友野詳先生の「ティルト・ワールド」でした。思い起こせば小学生の時、ゲームブックと勘違いして買った「ティルトワールド・ライブノベル」がすべての始まり。

「あ…これ俺がゲームするんじゃない。本の中の人たちがゲームしてるんだ」

気づいた瞬間の落胆から一転、下巻を読み終える頃にはすっかりティルト・ワールドとTRPGの魅力にとりつかれ、すぐに原作の小説を買い揃えて読み耽り、どっぷりとはまりこみました。
独特な世界観、曲者揃いのアクの強いキャラクターたち、ぶっ飛んだシナリオ。それらを彩る弘司さんの流麗なイラスト。
ドラクエとFFしか知らなかった自分のファンタジー観が徹底的に上塗りされた、鮮烈な体験でした。

この出会いをきっかけに、パロディ元のソードワールドやロードス島戦記、海外の古典的な作品を遡り、ファンタジー世界にのめりこんでいくことになります。

ゲームとしては、当時から姉妹作の「コクーン・ワールド」をテーマにした「ガープス・コクーン」という、ファイブリアの地下世界を舞台にしたルールブックが発売されていましたが、こちらは「コメディRPG」としての側面が強調されており、九月姫さんの可愛いイラストも相まって、個人的には原作小説の持つ淡々とした雰囲気とはかけ離れているような違和感を覚えていました(それはそれでめちゃくちゃ遊びましたし大好きなんですが)。良くも悪くも原作っぽくなかった。

原作小説では、シリーズを通して無数にパロディネタを散りばめつつも、そのパロディ要素やコミカルな表現に依存することなく、淡々と「ひとつの確固としたファンタジー世界」がフラットに提示されているんですよね。パロディとは別軸の「その世界固有の魅力」がきっちりと描かれていて、単にその世界で、ファイブリアで冒険したいな、と思ったのが今回当サイトを立ち上げた原動力になっています。

なので当サイトでは、「ガープスコクーン」の存在は意識しつつ、あくまで「原作の雰囲気重視な、第4版対応の別のサプリメント」として進めていきます。
シリアスよりシニカル。ギャグじゃなくてシュール。
そんなある種の「乾いた」雰囲気を持つスタンダードなファンタジーTRPG。それが「ティルト・ワールドTRPG」です。

03.このサイトについて

当サイトの内容は、原作者である友野詳先生およびグループSNEさまとは何ら関係がなく、許諾も受けておりません。所謂ファンサイトであり、二次創作です。
汎用システム「GURPS」についても同様です。いずれも著作権に充分に配慮し、データの編纂・列挙に留め、具体的な内容を記載することはいたしません。
本サイトをサプリメントとして遊ぶには、別途「ガープス・ライトカスタム」「ガープス・コクーン」等の製品版が必要となります。
当サイトの内容のみでは遊べません。入手方法はこちらに記載しています。
個人的に楽しむ目的での運営であり、著作権を侵害する意図はありません。

原作者・権利者の方へ:公開に問題がある場合、いつでもクローズいたします。お手数ではございますが、こちらからご連絡ください。

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